燃え尽き症候群の治し方

燃え尽き症候群になり、そこから回復した筆者がその治し方について解説するブログのページです。

私は現在、コーチングをはじめとした、脳機能化学に興味を持ち、燃え尽き症候群や適応障害などのメンタルトラブルが発生するメカニズムを3年以上個人で研究しております。

仕事における職場や学生、恋愛や趣味などの多岐にわたる場面において
理解を得るのが難しい心の動き方について解説し、治し方や回復方法についても触れていくので、現在苦しかったり、辛い思いをしている誰かの参考になれば幸いです。

 

燃え尽き症候群の治し方

早速ですが結論から

私自身の体験もあり、脳機能化学の観点からみても、燃え尽き症候群は簡単な治し方があり、回復も容易です。

一般的に言われるような、お医者さんに相談して診断書を貰って、しっかり休んで、よく食べて、日光に当たって、趣味を充実させて、よく運動して~といった当たり前の内容ではありません。
(もちろんそれも大事ですが汗)

その治し方とは、燃え尽き症候群の根本治療である自我の統一をして、本当にやりたい事をすぐに始めることです。

次から詳しく解説していくので、まずは燃え尽き症候群の症状とチェック方法を見ていきましょう。

 

燃え尽き症候群のチェック方法

私は医者でもないので、
ソースとして厚生労働省のページから燃え尽き症候群の症状について書かれた内容を引用します。

それまでひとつの物事に没頭していた人が、心身の極度の疲労により燃え尽きたように意欲を失い、社会に適応できなくなること。

それまで意欲を持ってひとつのことに没頭していた人が、あたかも燃え尽きたかのように意欲をなくし、社会的に適応できなくなってしまう状態のことをいいます。

厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト

プロセスとして

ひとつの物事に没頭→極度の疲労から意欲を失う→社会に適応できなくなる

というプロセスが定義に入っており、それがそのまま症状の説明になります。

上記の文字だけでわかりにくい方は
チェック仕方が下記サイトにあって分かりやすかったです!

【1分で診断!】燃え尽き症候群診断

最終的に適応障害のような形として現れるので、適応障害についても引用します。

日常生活の中で、何かのストレスが原因となって心身のバランスが崩れて社会生活に支障が生じたもの。原因が明確でそれに対して過剰な反応が起こった状態をいう。

厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト

私の感覚で申し訳ないのですが、一点だけややこしい点があって、

原因が明確でそれに対して過剰な反応が起こった状態をいう。

とありますが、ここの引用部分でいう「原因」は【燃え尽き症候群】の場合もあり、そうでない場合もあります。

↑↑イラストにするとこう↑↑

簡単にいうと、

自分が【燃え尽き症候群】だと”過剰に”思ってしまう事で(原因2)、適応障害になってしまう場合があるということ。

 

そして、そうでない場合は

何かのストレスが原因となって心身のバランスが崩れて

とある様に、明確でないストレス要因。

つまり、【燃え尽き症候群】になった【原因】(原因1)によって適応障害になる場合もあります。

 

「自分は燃え尽き症候群なんだ!」と考える事によって鬱っぽくなる場合と、そもそも燃え尽き症候群になった【原因】によって適応障害になる場合があります。

 

なぜ、こんな細かい話をするかと言えば、

【根本的な治し方】は【原因1】に向き合うことで、そうしないと燃え尽き症候群の期間が長くなることが往々にしてあるためです。

 

自分自身は、先にあげた「燃え尽き症候群」かどうかチェックを終えたら、元気があるときに「自分は燃え尽き症候群であることを気にしすぎていないか?」確認しましょう。

もし気にしすぎていたら
その瞬間から「燃え尽き症候群でもいいじゃん」と堂々と思いましょう。その後で「一生続くわけじゃあるまいし」と思えばいいのです。

周りに自分より30年長く生きている人を見て、その人が30年前の事でずっと悩んでなかったら、おそらく自分も30年後には忘れる実感がわくと思います。

どうせ30年後には忘れるであろう内容なので、「今日、燃え尽き症候群でもいいじゃん」なのです。

実は、ここまででやっている事が最初にあげた自我の統一にあたります。

これまでとの違いは、自我の分裂が発生しているか否かです。

「燃え尽き症候群になんかなりたくない」と思う自我と、「燃え尽き症候群になることで【原因1】から逃れられて嬉しい!」と思う自我は同時に存在できないので、一時的でも片一方のみの自我を受け入れる事で複数の自我を抱える問題からは脱出できます

 

例えば、

自分を中学生、【原因1】を「いじめがあって学校に行きたくない」と仮定します。
学生なら大体は母親といるとして、母親はその気持ちを知らずに、学校に行きなさいと言う。もしも「いじめられていて学校に行きたくない」と親に言えないとすれば、無意識はあの手この手で学校に行けない事実を作ろうとします。燃え尽き症候群や適応障害があるとか、意図的に体調を壊そうとする場合もあります。
こうすれば母親には学校には行きたいんだけど、都合あって行けないという体が出来ます。学校に行かなくてもよい。となれば自分には都合がよいわけです。

そしてここまでで私が言っているのは、まず「燃え尽き症候群でも適応障害でもなんでも良いから学校に行きたくないんだよ。自分は。」という自我の方を受け入れるという事です。

そして、今日の自分の立ち位置がたまたま「燃え尽き症候群」あるいは「適応障害」等であることを受け入れ、自我を統一できてから、「【原因1】は何だっけ?」と考えるようにしましょう。という提案なのです。

先の例でいえば、いじめがあって学校に行けないわけだから、いじめがない学校ならひょっとしたら行けるかもしれない。親に引越し資金が無かったとしても、調べたら今住んでる所が学校区を選べる地区かもしれない、定時制ならいけるかもしれないし、親や学校にも協力してもらえば何とかなるかもしれない。

一度自我を片方の視点に寄せてしまう事で、変な建前を使わなくなります。

それこそが冒頭の本当にやりたい事をすぐに始めることに繋がるのです。

自分にも他人にも変な建前にこだわることなく、のびのびとやりたい事をやれるような環境に身を置けば、メンタルの問題は難しくも何ともなく、あるのは「どうしようかな~」だけです。

どうすれば楽に生きれるかな?やりたいようにやれるかな?と考えていれば、自我の分裂なんかは起きず、もっと気楽で自由な日々が待っています。

【原因1】に向き合う気になったら少しずつ色々試すと良いです。無理に変えようとしなくてもいいし、なんとなくやる気になったら取り組もう!程度でよいのです。マイペースで徐々に自分らしさを取り戻していきましょう

この記事が誰かの参考になれば幸いです。

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